メインコンテンツに移動

住人「ズルズルッという音が…」 大雨で家屋間に岩落下 20メートルにわたり土砂崩れ 鴨川

2026/7/2 13:13 (7/3 16:19更新)
無料公開

 前線や低気圧の影響による大雨で、2日朝、鴨川市小湊で土砂崩れが発生した。山林が高さ約20メートル、幅約15メートルにわたって崩落し、最大約2メートルの岩が家屋の間に落下したほか、逆さまになった倒木が住宅1軒の屋根を直撃した。市は小湊地区の244世帯433人に警戒レベル4「避難指示」を発令。人的被害は確認されていない。

 現場は日蓮の誕生の地とされる誕生寺の近くで、山林に沿うように住宅が並んでいる地域。防護柵が設置されており、対策は施されていた。しかし、岩と倒木が防護柵を突き破る形で落下した。6月27日に千葉県に接近した台風7号と8号の「ダブル台風」に続く大雨によるものとみられる。

 被災した家に住む松本みどりさん(65)によると、2日午前7時10分ごろ、「ズルズルッという音がした」ことから、キッチンの火を止めて屋外に逃げたところ「(岩などが)ゴゴゴッと落ちてきた」と説明。同居する長男(39)も避難して無事だった。

 近くに住む佐藤洋紀さん(62)は「ドーンと大きな音がした」。土砂で側溝が詰まったといい、住宅の前は雨水であふれていた。

 避難指示は同午後5時に解除された。

 現場の山林は農林水産省が所有しており、同省外局の林野庁と県、市の職員らが協力して被害状況を調査。同庁職員は「(雨続きで)土壌が緩んでいたのでは」と指摘した。1997年にも近隣で同様の土砂崩れが発生したという。

(島津太彦)